むし歯になりにくいお子様になるために
むし歯を引き起こす原因となるむし歯菌(ミュータンス菌)ですが、実は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在していません。
ではなぜむし歯になってしまうのかというと、周囲の大人とキスなどのスキンシップを行う中でむし歯菌が大人から赤ちゃんへ感染してしまうからだと考えられています。
むし歯のになる仕組みは、むし歯菌が砂糖を分解することによって出来る歯垢が歯に付着し、その歯垢の中でむし歯菌が繁殖、そして増えたむし歯菌が出す酸が歯を溶かしてしまいむし歯になるのです。
そんなむし歯を引き起こすむし歯菌ですが、感染するのが遅ければ遅いほど、将来的にむし歯になりにくくなると言われています。つまり、早いうちから効果的な予防を行うことで、お子様が将来的にむし歯になってしまうことを防ぐことが出来るのです。
大切なお子様をむし歯から守る方法
1、クリーニングやPMTC
衛生士によるお口のお掃除後は歯が綺麗になるだけではなく、しばらく汚れが付きにくい状態になります。
お子様だけではなく、ご家族の方もクリーニングを行うことでむし歯感染予防効果はよりアップします。
2、シーラント
そこで、シーラントでその溝をむし歯になる前に埋めてしまい、むし歯にならないよう処置します。
シーラントには徐々にフッ素を放出する働きもあるので、歯面の強化にも繋がります。
3、歯磨き指導
正しいブラッシング方法を指導致します。また、お子様に合った歯ブラシ選びのお手伝いもさせていただきます。
正しい歯磨き方法は歯を守るためにとても大切です。
4、フッ化物歯面塗布
定期的なクリーニングでずっと健康な歯を
むし歯や歯周病という感染症は、汚れを歯の表面に吸着させる「バイオフィルム」という膜のようなものが原因で引き起こされます。
普段の歯磨きで綺麗に落とすことができればいいのですが、残念ながらバイオフィルムは専用の器具を使って除去するしかありません。
そのため、定期的なメインテナンスでバイオフィルムを綺麗に取り除くことがむし歯や歯周病予防に大切となってくるのです。
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