当院では
歯牙切削器具(タービン・コントラエンジン・ストレートエンジン)に関して患者様ごとに 洗浄および、滅菌を行うことができるクラスB型高圧蒸気滅菌器(シロナ社製:DACユニバーサル)にて洗浄・滅菌処理を行っております。
口腔内に入った歯牙切削器具は唾液への曝露はもちろん、血液に触れる機会も多く、アルコール等の清拭では管理が十分ではありません。実際残念なことに使い回しによる院内感染の事例も報告されております。
当院にて採用しているDACユニバーサルは歯牙切削器具の内部洗浄も行い、その後真空と高圧蒸気下の交互の工程を3回繰り返します。(ClassB型高圧蒸気滅菌機の特徴)
この工程により、中空構造かつベアリング等が複雑に入っている歯牙切削器具を完全滅菌状態にすることが可能となります。
実際、中空構造の器具や、滅菌パック等に包まれた器具は従来の水蒸気置換型高圧蒸気滅菌機(classN型)では完全滅菌が厳しいとの報告もあります。
当院では歯牙切削器具に関わらず、高圧蒸気滅菌可能な医療器具は全てClassB型高圧蒸気滅菌機
(MERAG社製:バキュクレーブ31B+)にて滅菌処理を行っております。